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クリストファー・ノーラン最新作『ダンケルク』のティザーがやばい

クリストファー・ノーランといえば『ダークナイト』シリーズ、『インセプション』、『インターステラー』など誰もが一度は耳にしたことある、もしくは観たことあるヒット作を手がけるイギリスの映画監督です。

彼の作品との出会いは中学生のころ。記憶障害のある主人公が妻を殺した犯人と事件の真相を追うサスペンス『メメント』でした。

シネコンができ始める少し前で、近所のちっさい映画館で観たんだけど入替制とか厳しくなくって、渡部少年のお小遣いじゃ何度もチケット代なんて払えないから、ズルして連続で何回か観た記憶があります。あの映画を観たときの衝撃は今でも忘れられません、一度見ただけじゃ全然ストーリー理解できなかった。

そんな監督の最新作ティザーがすごかった

みなさんはもう、彼の最新作『ダンケルク』のティザーは観ましたか?まだの方は今すぐ、観てください。

1分ちょっとですが、一度観ただけで、こんなに深く記憶に刻まれる映像ってそうないんじゃないかと思うわけです。何に衝撃を受けたのか、自分でも整理するためにまとめてみました。

(18秒くらいまで)砂浜→海岸→防波堤とテロップ

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まあタイトルの「ダンケルク」でなんとなく戦争の映画なんだろうなと思って観始めます。あたまからいきなりチクタクチクタク……時計の針の音?で緊張感と焦燥感と恐怖心がめちゃくちゃ掻き立てられる。派手なBGMもなければ台詞もないのにこの演出はさすが!

でもこの時点ではまだ、人がバッタバタ死にまくるようなコンバット映画ではなさそうだなと思うんですが、次のシーンでいきなり……

インパクトある重いコピーと非日常な画

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「危機的な状況にあるとき」(筆者訳)といきなり超重たいコピーがどーーーん!だんだん世界観に引き込まれていきます。

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続くシーンがこれ。装備を脱ぎ捨てながら一心不乱に海へ向かう兵士の後ろ姿。後ろ姿だけど、兵士の尋常ならざる心情がビシビシ伝わってきます。この非日常な画に、改めてこれが戦争映画なのだと思い知らされます。

またまた重いコピーと「死」の描写

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はいまたきました!重いコピーどーーーーん!「全滅の危機に瀕したとき」(筆者訳)

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次のシーン、ここにきて直接的な画で「死」が描写されていて、緊張がピークに達します。

畳み掛けるようにくる重すぎるコピーと死の恐怖が伝播する瞬間

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「生き残ることこそ勝利だ」(筆者訳) 重い、重すぎるぞ。

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そして最後のシーンがこれ。船の上かな?

手前の兵士が空を見上げているのがわかります。それから微かに「ブーン」というが音が聞こえる。その音がだんだん近づいてきて、周りの兵士も気づき音の正体を確認するために顔を見上げます。

音がどんどん近づいてきて、見上げている兵士の顔がみるみる強張っていき、ここら辺で「ああ、敵の戦闘機か……」と渡部はようやく気づき、底知れぬ恐怖と絶望が腹の底から湧き上がってきました。最後には兵士がみな、何かから守るように身をかがめ、タイトルが出て映像が終わります。

このラストシーンやばくないですか。突然訪れる死とそれへの恐怖が、次々にデンパしていく感じがリアルすぎて、本当に手に汗にぎった。派手なBGMなど一切なし、台詞もなし。でも作品の世界にぐぐぐっと引き込まれ、見終わった後もしばらく(後味の悪い)余韻が残る。

一度観ただけで、かなり深く強烈に印象に残ってしまう。このティザーはほんとすごい!!!ということで日本で公開したら必ず観に行きたい映画です。

最後に、ティザーつながりでもう一つ、最近みて興奮したのがこれ。

Trainspottingの2作目がついに!1作目から9年後の設定らしいんですが、ベグビーがどう見てもおじさんを通り越しておじいさんになっていて、かなりびっくりしました。

Shinya Watanabe Shinya Watanabe

青山学院大学国際政治経済学部卒業。学生時代に代表の林千晶も審査員として加わったmy Japanプロジェクトの運営に携わる。このプロジェクトがきっかけで、大学在学中からロフトワークでインターンとして働くようになる。2012年から正式にロフトワークに加わり、マーケティング Div.でビジネスセミナーや外部コラボレーションイベントの企画運営に携わる。最近は、増え続ける体重が悩みの種。>>プロフィール詳細

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