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Haptic Designを学んだらデザイナーは最強になれるかもしれない

はじめまして。ロフトワークのディレクター関口です。

 

現在関わらせてもらっているプロジェクトで、
「触感」をデザインする「Haptic Design」の活動に参加しています。

 

Haptic Designとは?
ー日々生活の中で無意識に体験している「触感」を用いた新しいデザイン領域です。

 

これがすごい。

 

ただこれだけ聞いてもよくわからない。

 

なのでこのすごさを伝えられるかどうかのチャレンジを社内ブログのこの場を借りて試みようと思います。
(ブログ書くことへのプレッシャーも感じてたし・・・)

 

がんばります。まずは身近な例から。

明治ザ・チョコレート

haptic02

明治のおしゃれチョコレート。(全4種類)
私もSNSのタイムラインで見かけ、すぐコンビニで購入しました。

4種類の味が違うだけでなく、板チョコの形がパーツによって変わっていて、それぞれの形で口当たりが変わります。

視覚的なパッケージデザインの効果だけでなく、口当たりという「質感」がデザインされています。

 

安室奈美恵 / 「Golden Touch」

 

画面に触れることで動画に新たな体験を加えた作品です。
少し前に結構話題になっていたので見た方も多いはず。
まるで自分の指が映像の対象に影響を与えているような「実感」を感じられます。

 

***
それ以外にも、仮想現実と呼ばれるVRや、4Dの映画館など。
もっとも身近なものでは今着ている服の肌触りもそう。

触れることによって快・不快を感じる心理的な部分まで、
これから体系化し、意図的にデザインしていこうというものがHaptic Designです。

 

Haptic Designの3つの要素

「触覚」というと、ざらざら/つるつるなどの「質感」をイメージしやすいですが、Haptic Designは3つの要素で構成されています。

 

「質感」・・・物に触れた時のテクスチャーのこと(ざらざらなど)

「実感」・・・実際にはそこにないものをあるように感じること(VRなど)

「情感」・・・触れたことによりその人の気持ちを動かすこと(握手など)

 

それぞれの感覚に名前をつけて分類し、その関係性を把握する。
これって実はなにかをデザインをする人は他の分野ですでに実践していました。

 

例えば、、

グラフィックデザイナーが色を使用する時、
色相環の円で対局にある色は「補色」とよばれ、それぞれを引き立たせるけど明度上げると目がチカチカするよね、とか。

 

ジャズミュージシャンが音楽を奏でる時、
Ⅱ-Ⅴ-Ⅰのコード進行はジャズっぽくなるし、
ドミナントコードはトライトーン(不協和音)を持っているから曲に動きが出て心を揺さぶるよ、とか。

 

視覚、聴覚、そして嗅覚、味覚だってそういった体系化された上で意図的にデザインがされています。

だったら触覚だってできるんじゃないかと。

 

 

今やそれぞれの感覚を専門的にデザインすればいいわけではない。
だから「UX」や「体験のデザイン」とよばれるものが求められているんだと思います。

その中の要素として「Haptic」を取り込むことができたら、
デザイナー(広い意味でなにかを生み出す人)はまた新たな可能性を持てると思うんです。

 

EVENT

一生懸命説明してみたのですが、
「興味もったわぁ」という方、もしくは「まだよくわからないよ」という方は、年内に2回イベントがあるのでぜひ参加ください。

 

毎回豪華ゲストをお呼びしてイベントが開催されます。

今後ますます注目されることが予想されるHaptic Design。是非ご参加ください!

 

hapticcamp

HAPTIC DESIGN CAMP 1
Trying To Develop A New Design World

11/19(土)13:00〜18:30

※先ほどの安室奈美恵さんのMVをディレクションしたPARTY NYの川村真司さんがゲストの一人として登壇されます!

12/10(土)13:00〜18:30

 

 

関口 智子 関口 智子

ロフトワークのクリエイティブディレクター。
青山学院大学卒業後、通信キャリアの営業本部に勤務。在職時に予てから興味のあったグラフィックデザインを学びクリエイティブ業界に飛び込むことを決意。広い意味でのデザインを求めて2014年ロフトワークに入社。イラスト制作からWebコンテンツ制作の案件を担当。体育会系で鍛えられた根性と体力で日々邁進中。>>プロフィール詳細