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その土地をディープに。スナックへいく

はじめまして、ロフトワークの松本と申します。
社会人になってもう4年目、世代としては平成生まれ、ゆとり世代のはしりでございます。
乾杯の音頭でもっと小粋なコメントができればな~と悩む若手です。

最近ロフトワークでは地域を舞台にした案件が増えてきました。地元の方との交流の機会がたくさんあるのですが、もう少しその土地のディープな人たちと交流したいな、と考えていました。そんな時、目をつけたのがスナックです。

ローカルなスナックへ

みなさんは普段「スナック」って行きますか?
お酒を飲んだり、カラオケで歌ったり、ママとおしゃべりする、あのスナックです。とくに地方のローカルなスナック。旅行や仕事で地方へ訪れてもなかなかよらないですよね?

今回は松本が、ローカルを味わえるディープなところ“スナック”に行ったときの話をしようと思います。

その土地のことを自分ごと化する手っ取り早い方法は、スナックで遊ぶことだ。

(引用:松本亮平『その土地を味わうなら、スナックだ。』ロフトワーク出版、2016年 )

 

軽くスベっていますが、まぁ要するに何が言いたいかというと、スナックに飛び込んでみたあとに感じたのは、その土地への愛着と心地よい幸福感だったということ。そんな急に地方を訪れ、スナックに飛び込んだくらいで愛着なんて湧くのか?と思うかもしれませんが、これがどっこい、湧いちゃったのです。

松本なりに少し分析してみるとこんな感じ、

 

その土地への愛着と心地よい幸福感が生まれる要因

  1. 共通言語がない状態からはじまるコミュニケーション
  2. お酒の力で自然とおこる、人と地域の褒め合い合戦
  3. 一緒にカラオケを歌うことで生まれる世代を超えたグルーヴ感

 

まずはじめに1番ですが、ここでいう”共通言語”は日本語、英語といったLanguageのことではなく、専門用語、業界用語などその世界で共通認識で使われていることばのこと。スナックで出会う人達は生活スタイルも仕事も全く違うケースが多いので、いい意味で一番フラットな”人間対人間”の交流からはじめなければいけません。変な偏見やイメージ、フィルターをもたずに「何を普段している人なのか」「何をしにここへ来たのか」といったフラットなトークから入ることができます。余計な情報がなく、会話の内容もシンプルなので、心地よい距離感を感じられます。

続いて2つ目、お酒の力はとても大きい。飲みニケーションとはよく言ったもので、スナックに限らず、お酒が入ると皆気持ちがリラックスし少し開放的になります。さきほどの心地良い距離感とも相まって、お酒が進むと話題は自然とその土地の話が中心にきます。スナックへ訪れた我々は言うならばよそ者なので、普段の生活スタイルと比較しその土地の良いところをたくさん褒めます。すると今度はスナックのママやお客さんは、「ここはな~んもないよ」と謙遜しながらも嬉しそうに笑い、都会のいいところを褒めてきます。お酒で開放的になった心と明るい気さくなママ(ノリが悪いママをみたことがない)がいれば、双方の土地のポジティブキャンペーンが起こるのは必然ですね。お互いの良いところをシェアし合えるんですから、またここにきて話したいなという気持ちになります。

最後に、スナックといえばカラオケですよね。会話だけでも地元の方々と交流がはかれますが、このカラオケマシーンのおかげで店のグルーヴ感が飛躍的に高められています。都会のカラオケ屋さんが各個室に1台ずつ設置しているのに対し、地方のスナックでは(たいてい)カラオケマシーンが1台、店の中央付近に設置してあります。1台ということは、当然お客さん同士で代わりばんこに歌うことになるので、おのずと他のお客さんとの交流も加速します(進まなければママが促してくれます)。また老若男女、不特定多数で歌う順番を回すので、曲のセレクトも認知度が高かったり、もしくは今人気の曲が選出されやすくなります。そうなると皆が口ずさめ、合いの手と拍手も増え、場は盛り上がり、最終的には一体感ができるのだと思います。

では実際に突撃してきたスナックを2つだけ特別にご紹介いたします。

 

事例その1)岐阜飛騨古川のスナック:みちくさ

ロフトワークでは毎年社員全員参加の合宿が開催されるのですが、こちらは2015年の飛騨古川合宿の際に立ち寄ったスナックです。地域のみなさんとの交流会で出会った三嶋和ろうそく店の若き8代目も巻き込んでスナックへ突撃したのです。当然の訪問にも関わらず、とっても温かいママに迎い入れてもらいカラオケスタート。

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歌の間奏部分でママとパシャリ

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左からロフトワーク関口、三嶋和ろうそく店の8代目、FabCafe Tokyo 横山、ステキな三つ巴

 

 

事例その2)京都与謝野町のスナック:ホワイトペッパー

こちらは今年のロフトワーク合宿で訪れた京都与謝野町のスナック、ホワイトペッパー。近隣の民家とは一線を画すクリスマスイルミネーションの栄える外観です。中に入ろうとすると「どうぞ入って〜」とスマイルのステキなママが登場。カウンターでお酒をいただきつつカラオケスタートです。

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チャーミングなママからビールをついでもらう、MTRL KYOTO のコナー

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ママとお客さんと一緒に集合写真、みんないい顔をしていますね〜

 

みなさんも是非、その土地のスナックに飛び込んでみてはいかがでしょうか。セッティングされた交流会の2次会をスナックにすることで、よりディープな体験ができること間違いなしです。”新しい故郷”がどんどん増えていくことでしょう。

 

Ryohei Matsumoto Ryohei Matsumoto

関西学院大学卒。学生時代には途上国開発や国際問題を学びながら、アメリカのNGOの海外住居建設プログラムに参加し東南アジアを歴訪。卒業後は大手オフィス家具メーカーに就職し、オフィスワーカーの働く環境改善や提案に奮闘。クリエイティブが生まれる環境を自ら創造していきたいと、2014年ロフトワークに入社。>>プロフィール詳細